スクラッチ&スクラップ

簡単なプログラミングや電子工作など。しょうもない工作の記録。

Fusion360 でオリジナルのホルダーをモデリングする

フィットした専用のホルダーは気持ちが良い

なにより「片付けよう」という気持ちになる。片付けが苦にならない。というか気付いたら片付いている。 macrochelys99.hatenablog.jp

というわけで私のモデリングの手順をご紹介

容器(ホルダー)の内容積をモデリングします。中に入れるものと同じサイズで作るときつくて入らないという結果になりますので、1~2mmほど余裕をもって大きめに作ります。テーパ角度を設定して、上を広げると取り出しやすい形状になります。
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シェルをかけます。このとき、方向は「外側」に設定。
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方向が「内側」に設定されているとシェル厚を残して内側をくり抜きますが、「外側」に設定すると現在のモデルを包み込むサイズのシェルができます。
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取り出しやすいように左右方向を切欠き。
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構築オフセット平面 で、後ろに平面を作ります。位置は、完成したときホルダー部分とフック部分の境界となる位置です。
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つくった平面にフックの外形(長方形)をスケッチし、「方向」は「2つの側面」、「サイド1 範囲 オブジェクト」でモデリング背面の面を選択。「サイド2 距離」はフックの大きさに合わせて適当に。
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フックの内側をくりぬきます。ワイヤーラックの縁のワイヤー径が 5mm でしたので、5mmのオーバルに抜きました。フックはバネ性があるので、余裕をもたせて大きめに作ってガタつくよりも、ぴったりサイズでカッチリはまるほうが感触が良いです。
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フックの先端がつながっているので切り離します。
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フックの内側に突起を付けます。何に取り付けるかによって位置や大きさを決めます。無くても良いですが、カチっとはまるので気持ちがいいです。
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フックの突起をミラーで2つにし、フィレットをかけます。 f:id:macrochelys99:20180403222327p:plain:w300

取り出しやすいように、手前も大きく切り取りました。後ろもU字に切り取り、フックを2本に分割しました。
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フックが思ったより柔らかくペラペラだったのでリブを付けて補強します。
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ミラーで2本のフックに補強をつけ、フィレットをかけます。
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きつくはまってしまった時に中身を取り出しやすいように、底に孔を開けておくと役に立つときもあります。
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ワイヤーラックの側面にかけるには、2本のフック先端がつながっていると掛けられないことに気付いたので切り離します。
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完成

レンダリングしてみた。
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中身は軟膏のボトルでした

細かいところが気になって修正するたびに増殖するホルダー。
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