スクラッチ&スクラップ

簡単なプログラミングや電子工作など。しょうもない工作の記録。

3Dもモジュール化しよう

f:id:macrochelys99:20180520023009p:plain:w600

部位ごとにモジュール化して使いまわす

プログラミングでは、よく使う機能は別ファイルから呼び出して使い回しますよね。3Dでも汎用性のある部位はそこだけ別ファイルにして再利用すると便利になったり、ならなくもなかったり。

例えばホルダーのフックとか

ポール径25mmのスタンダートサイズのワイヤーラック用

f:id:macrochelys99:20180521205910p:plain:w300

ポール径13mm/19mmのスリムサイズのワイヤーラック用

f:id:macrochelys99:20180521210035p:plain:w300

100円均一のカゴ用

f:id:macrochelys99:20180521210411p:plain:w300

ホームセンターのコンテナ用

f:id:macrochelys99:20180521212717p:plain:w300

どれもほとんど同じで違いが判りませんね。

ホルダー側

温湿度計用

f:id:macrochelys99:20180521214119p:plain:w300

お札用

f:id:macrochelys99:20180521214610p:plain:w300

タブレット

f:id:macrochelys99:20180521214752p:plain:w300

スクレーパー用

f:id:macrochelys99:20180521215137p:plain:w300

どれもほとんど同じで違いが判りませんね。

組み合わせる

お札ホルダー × メタルラックΦ19用フック

f:id:macrochelys99:20180521221601j:plain:w300
そのまま載せるとよくワイヤーの隙間から落ちてくるんですよ。
f:id:macrochelys99:20180521221623j:plain:w300

温湿度計ホルダー × 百均カゴ用フック

f:id:macrochelys99:20180521215612p:plain:w300
そのまま置くとスタンドが不安定ですぐ倒れてくるんです。
f:id:macrochelys99:20180521224501j:plain:w300

タブレットホルダー × メタルラックΦ25用フック

画面に傷がつかないようにクッションテープを貼ってあります。
f:id:macrochelys99:20180521224725j:plain:w300
目線よりやや高いところに設置するので、わずかに手前に傾斜させています。
f:id:macrochelys99:20180521224802j:plain:w300

スクレーパーホルダー × 百均カゴフック

サポート除去前
f:id:macrochelys99:20180521225633j:plain:w300

サポート除去後
f:id:macrochelys99:20180521225713j:plain:w300
便利です。久々のヒット作。
f:id:macrochelys99:20180521225825j:plain:w300

やりかた

アセンブリと同じです。

  1. 使えそうな部位はそれぞれ別ファイルとしてモデリングします

  2. 新規作成からカラッポのまま一旦保存します。

  3. プロジェクトから作業領域にポイッ(ホルダー)
    f:id:macrochelys99:20180521231019p:plain:w300

  4. 使うパーツをポイポイッ(フック)
    f:id:macrochelys99:20180521231102p:plain:w300

  5. フックが横を向いているので向きを合わせます
    f:id:macrochelys99:20180521231352p:plain:w300

  6. 修正位置合わせ から
    f:id:macrochelys99:20180521231757p:plain:w300

  7. 動かしたいものをクリック(フックのホルダーと接する面)
    f:id:macrochelys99:20180521232029p:plain:w300

  8. 次に動かしたいものをくっつける面をクリック(ホルダーの背面)
    f:id:macrochelys99:20180521232058p:plain:w300

  9. フックの位置を底面から 80mm の位置にしたいので、フックのワキノシタ(?) を位置合わせで底面に合わせてから
    f:id:macrochelys99:20180521232631p:plain:w300

  10. 修正移動/コピー で 80mm上に移動します。
    f:id:macrochelys99:20180521232820p:plain:w300

  11. 位置合わせ でホルダーの側面とフックの側面を揃えます
    f:id:macrochelys99:20180521233103p:plain:w300

  12. 作成ミラー を実行すると「一部のコンポーネントが移動されています。」と警告が出ます。現在の位置を基準にミラーするので「位置をキャプチャ」を選びます。
    f:id:macrochelys99:20180521233641p:plain

  13. パターンタイプは「コンポーネント」、オブジェクトはフックをクリック、対称面はツリーリストから 原点YZ を選択。フックがミラーコピーされて2本になりました。
    f:id:macrochelys99:20180521233933p:plain:w300

  14. フックとホルダーが密着しているか、拡大して確認しておきましょう。

  15. ツリーの一番上の丸ボタンをクリックするとアセンブリ全体が選択されます
    f:id:macrochelys99:20180521234331p:plain:w300

  16. それからメイクボタンを押すとアセンブリのままSTLに出力できます
    f:id:macrochelys99:20180521234526p:plain:w300

  17. 造形して試したらちょっとキツかったとかユルかったという場合は、モジュール化した元の部品を編集します。するとアセンブリに三角マークが表示されますので
    f:id:macrochelys99:20180521235237p:plain:w300

  18. 右クリックして最新を取得で変更がアセンブリに反映されます。
    f:id:macrochelys99:20180521235940p:plain:w300

モジュール化した部位を元に、ボディーを追加して使う

ホルダーとフック、2個のモジュールを組み合わせて部品を作りましたが、1個のモジュールにフィーチャーを追加しても良いです。

モジュールを1個取り込んで(コンテナ用フック)
f:id:macrochelys99:20180522001141p:plain:w300

ボディーを書き足す
f:id:macrochelys99:20180522010046p:plain:w300

完成
f:id:macrochelys99:20180522001636j:plain:w300

排水詮チェーンのアンカーでした。
f:id:macrochelys99:20180522001438j:plain:w300

おまけ

このコンテナはカメを飼っているのですが、カメは糞尿で水をとても汚すので気温が上がってきたら毎日の水替えになります。ベランダに排水を撒きたくないので毎回トイレまでコンテナごと運んで流していました。

f:id:macrochelys99:20180522010246j:plain:w300

今回、このコンテナに排水詮をつけて排水はプランターに流すことにしました。カメの肥やしで野菜が育つか試してみたいと思います。(食べるとは言ってないよ!