3Dもモジュール化しよう
部位ごとにモジュール化して使いまわす
プログラミングでは、よく使う機能は別ファイルから呼び出して使い回しますよね。3Dでも汎用性のある部位はそこだけ別ファイルにして再利用すると便利になったり、ならなくもなかったり。
例えばホルダーのフックとか
ポール径25mmのスタンダートサイズのワイヤーラック用
ポール径13mm/19mmのスリムサイズのワイヤーラック用
100円均一のカゴ用
ホームセンターのコンテナ用
どれもほとんど同じで違いが判りませんね。
ホルダー側
温湿度計用
お札用
タブレット用
スクレーパー用
どれもほとんど同じで違いが判りませんね。
組み合わせる
お札ホルダー × メタルラックΦ19用フック
そのまま載せるとよくワイヤーの隙間から落ちてくるんですよ。
温湿度計ホルダー × 百均カゴ用フック
そのまま置くとスタンドが不安定ですぐ倒れてくるんです。
タブレットホルダー × メタルラックΦ25用フック
画面に傷がつかないようにクッションテープを貼ってあります。
目線よりやや高いところに設置するので、わずかに手前に傾斜させています。
スクレーパーホルダー × 百均カゴフック
サポート除去前
サポート除去後
便利です。久々のヒット作。
やりかた
アセンブリと同じです。
使えそうな部位はそれぞれ別ファイルとしてモデリングします
新規作成からカラッポのまま一旦保存します。
プロジェクトから作業領域にポイッ(ホルダー)
使うパーツをポイポイッ(フック)
フックが横を向いているので向きを合わせます
修正
→位置合わせ
から
動かしたいものをクリック(フックのホルダーと接する面)
次に動かしたいものをくっつける面をクリック(ホルダーの背面)
フックの位置を底面から 80mm の位置にしたいので、フックのワキノシタ(?) を
位置合わせ
で底面に合わせてから
修正
→移動/コピー
で 80mm上に移動します。
位置合わせ
でホルダーの側面とフックの側面を揃えます
作成
→ミラー
を実行すると「一部のコンポーネントが移動されています。」と警告が出ます。現在の位置を基準にミラーするので「位置をキャプチャ」を選びます。
パターンタイプは「コンポーネント」、オブジェクトはフックをクリック、対称面はツリーリストから
原点
→YZ
を選択。フックがミラーコピーされて2本になりました。
フックとホルダーが密着しているか、拡大して確認しておきましょう。
ツリーの一番上の丸ボタンをクリックするとアセンブリ全体が選択されます
造形して試したらちょっとキツかったとかユルかったという場合は、モジュール化した元の部品を編集します。するとアセンブリに三角マークが表示されますので
右クリックして
最新を取得
で変更がアセンブリに反映されます。
モジュール化した部位を元に、ボディーを追加して使う
ホルダーとフック、2個のモジュールを組み合わせて部品を作りましたが、1個のモジュールにフィーチャーを追加しても良いです。
モジュールを1個取り込んで(コンテナ用フック)
ボディーを書き足す
完成
排水詮チェーンのアンカーでした。
おまけ
このコンテナはカメを飼っているのですが、カメは糞尿で水をとても汚すので気温が上がってきたら毎日の水替えになります。ベランダに排水を撒きたくないので毎回トイレまでコンテナごと運んで流していました。
今回、このコンテナに排水詮をつけて排水はプランターに流すことにしました。カメの肥やしで野菜が育つか試してみたいと思います。(食べるとは言ってないよ!)