3Dプリンター組立てと調整
マイ3Dプリンタをようやくゲット
デルタ型が場所をとらずに動きも面白いなーとこちらを第一候補に考えていたのですが
- 印刷エリアがΦ100mm×150mmは小さすぎるのではないか?立方体を作ろうと思ったら一辺7cmが最大。
- ホットベッドあったほうがいいよね。ABS使いたくなるかもしれないし。
ということで、HICTOP 3DP-21 にしました。
HICTOP 3Dプリンター Reprap Prusa i3 3D プリンターキット DIY アルミフレーム 未組立 高精度 PLAフィラメント少量付き 3DP-21
- 出版社/メーカー: HIC Technology Company
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「組立て超簡単、1時間以内で完成」とか謳っていますが、Z軸が動かなくて4時間ぐらい格闘しました。添付されていた組立動画は手元がよく映っておらず、こちらのブログがとても参考になりました。
Amazonレビューや他のブログでも書かれていなかったトラブルについて書いておきます。
ノズルクリアランス調整のネジが共回りする
3本あるネジのうち1本が固く、ツマミを回すとネジが共回りしてしまい調整できませんでした。ホットベッドにはシートを貼ってしまうので、上からドライバー当てて共回りを防ぐとかできません。使っているうちにゆるくなってきましたが、ネジとベッドをねじロック塗布しておくと良いかと思います。(ネジとツマミを固定しちゃダメですよ?)
Z軸が動かない
Z軸の送りネジが送りナットに入らない
- Z軸の支柱にZ軸モーターを取り付ける。
- Z軸モーターのカプラーに送りねじを取り付ける。
- 組み立てたX軸支柱をZ軸支柱に取り付けると同時に、送りねじを送りナットに通す。
この手順だとどうしても送りネジが送りナットに入りませんでした。
- Z軸の支柱にZ軸モーターを取り付ける。
- Z軸支柱に組み立てたX軸支柱を取り付ける。
- 上から送りナットに送りネジを遠し、下端まで送ってZ軸モーターのカプラーに取り付ける。
この手順だと組み立てることはできました。しかし、送りナットを通った送りネジはやや傾き、モーターの軸から 3cmほど離れたところに到達します。
ここで無理やり送りネジをカプラーに取り付けたので、回転負荷となってZ軸が動きませんでした。 指でカプラーを回し、軽く動かせるようなら問題ないでしょう。私の場合はかなり力を入れて、ワインボトルのコルク栓を締めるぐらいの固さでした。
送りネジの傾きを補正する
送りナットの固定ネジにワッシャーを一枚追加。
モーターを支柱から離す
もう一枚、下のほうにもモーターと支柱の間に十円玉が挟まってます。もっと根本的な調整方法があるのかもしれませんが、今できることはこの程度でした。とりあえずこれで動くようになりました。あと、送りナットを固定するネジは緩めにしておかないとダメでした。
テスト印刷は一発成功
添付SDカードに入っていたサンプルを印刷しました。PLA、ノズル 200℃、ベッド 45℃。
で、気になる精度は?
一辺100mmのキューブを造形しました。
板厚は 2mm です。
各辺の寸法を測りました。
底面の反りが激しい。
正面から見ると正方形にならず平行四辺形になってしまう。
X軸が傾いてるんです
直角尺当ててわかっていたのですが、X軸がZ軸と直角にならず右上がりに傾いています。その傾きに合わせてベッドのノズルクリアランス調整をするので、正面から見ると平行四辺形になってしまいます。X軸の傾きを調整するような機構は見当たらないのでガイドローラーで調整するのでしょうか。よくわかりません。とりあえず背の低い物であれば影響は小さいと思うので、しばらくこのまま使ってみます。
2万6千円ですから....
あー、改善するところがたくさんで楽しみだなー(棒読み)。
【2018.3.8 追記】 X軸アームの傾きを調整しました
当初、ガイドローラーで調整するのかと思い青丸のネジを締めなおしたが改善せず、赤丸のX軸レール取り付けネジを締めなおしたら丁度よくなりました。ガイドローラーも締めすぎだったようで、ガタつかない程度に緩めました。
直角尺当てるとピッタリ。
100mm角キューブを出力
ゆがみ改善
マスキングテープやめてブリムを付けたら底面の反りもなくなったのですが、前後が膨らんで左右が凹むという謎現象が.....。
しかし全体的にとても良くなりました。